「動画マーケティングってどうやって取り組んだらいいんだろう……」
と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
動画マーケティングとは、映像作品や広告を活用したWebマーケティング手法の1つ。
目的は、映像によって商品やサービスの魅力をアピールし、問い合わせや購入につなげることです。
企業が動画マーケティングに取り組むことで、見込み客や新規顧客を増やすことが可能です。
とはいえ、具体的にどのようにして取り組めばよいのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、
- 動画マーケティングとは
- 動画マーケティングの種類
- 取り組んだときの効果
- 成功事例
- 企業が取り組むときのポイント
について解説します。
最後に動画マーケティングのサポートを依頼するのにおすすめの企業も紹介するので、あわせて参考にしてみてください。
動画マーケティングとは?概要と目的を理解しよう
最初に動画マーケティングについて、
- 動画マーケティングとは
- 動画マーケティングが盛んになった背景
- 活用の目的
の観点から解説します。
動画マーケティングとは、映像を使った商品やサービスの集客方法
動画マーケティングとは、映像を使って商品やサービスの利用者を増やす集客の方法です。
Webマーケティングの手法はSNSやコンテンツなど複数ありますが、動画はその1つ。
主にYouTubeなど、動画配信サービスで活用されています。
動画マーケティングの活用が盛んになった背景
動画マーケティングは近年盛んになった方法です。
その理由は、主に以下の3つ。
- スマホやインターネット、SNSの発達によって動画を見る機会が増えた
- 動画は伝えられる情報量が多く、広告の市場も伸びている
- 個人でも動画を制作しやすくなり、クリエイターの活躍が増えた
サイバーエージェントの調査によると、スマホやインターネットの発達によって、動画広告の市場は以下のように変化しています。
【動画広告市場の規模と予測】
年数 | 動画広告市場規模 |
2018年 | 1,843億円 |
2019年 | 2,592億円 |
2020年 | 3,289億円 |
2021年 | 3,888億円 |
2022年 | 4,470億円 |
2023年 | 5,065億円 |
ニーズが大きいぶん、動画コンテンツを制作する企業も増加。
発注先として個人のクリエイターを探すことも多くなり、動画編集者やYouTuberなどフリーランスで活躍する人も増えました。
2023年には5,065億円まで伸びることが予測されているため、今後もニーズは増え続けるでしょう。
【出典】サイバーエージェント「サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施」
動画マーケティングを活用する目的3つ
企業が動画マーケティングを活用する目的は、主に以下の3つです。
- 商品の認知度アップ
- ブランディング
- ファン獲得、リピーター化
先ほどお伝えしたように、スマホやインターネットの発達によって動画を見ることが増えました。
多くの人の目に入る動画を活用することで、「自社商品やサービスを知ってもらいやすい」と感じる企業が多くなっているのです。
動画マーケティングの手法にはいくつかの種類がある
動画マーケティングは詳しく見ると、以下の2つに分けられます。
- 動画広告
- 動画コンテンツ
1つずつ見ていきましょう。
動画広告
動画広告とは、ユーザーがYouTubeなどで動画を見たときに表示される広告です。
- インストリーム広告:動画の最初、真ん中、最後に表示されるもの
- バンパー広告:YouTubeの中で6秒表示されるもの
- インリード広告:Webページをスクロールしたときに表示されるもの
- インバナー広告:Webサイトの広告枠に表示されるもの
- アウトストリーム広告:SNSのフィードなどに表示されるもの
もっとも活用されるのは「インストリーム広告」。
YouTubeなどでもよく見かける種類です。
※動画広告について知りたい方はこちらの記事をチェック!
【初心者向け】動画広告は大きく分けて3種類!メリットや注意点も解説
動画コンテンツ
動画コンテンツとは、ストーリー性やおもしろさのある映像を配信することで、商品の認知度アップなどをねらうもの。
例えば、以下のようなものがあります。
- 集客・SEO動画
- コンバージョン獲得のための動画
- ブランディング動画
動画コンテンツを配信することで、認知度アップ、商品購入者やサービス利用者の増加、企業のブランディングにつながります。
動画マーケティングを集客に活用するメリットや企業への効果
ここまで動画マーケティングについて解説しましたが、企業が活用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
動画マーケティングの効果として、
- 商品の魅力が伝わりやすい
- コストを抑えて集客できる
- 改善をくり返せる
の3つを紹介します。
効果1:テキストに比べて、商品の魅力を直感的に伝えられる
動画はテキストに比べると、商品の魅力が伝わりやすく、結果として購入や問い合わせ率が高まります。
動画は映像や音楽、字幕、ストーリーなど、商品やサービスの魅力をさまざまな視点で伝えることが可能。
またテキストのように、自分で読み込む必要がありません。
他の作業をしながら見ても、ある程度の情報量は伝えられるため、ユーザーが購入や問い合わせを検討しやすいでしょう。
効果2:動画の種類によってはコストを抑えて集客できる
動画の種類によっては、CMのように莫大な広告費が発生しません。
コストを抑えながら、集客できます。
そもそも数万円と低価格のため、これまでの映像制作のように何十万円、何百万円もかかることはほとんどありません。
また動画広告は、予算を自由に設定できるケースが多いです。
限られた予算で集客したいときに効果的です。
効果3:効果測定ツールの活用で、改善をくり返すことができる
動画マーケティングは再生回数や問い合わせ数など、ツールによって効果を測定できます。
そのデータをもとに改善をくり返し、動画のクオリティを高めることも可能です。
例えば、サムシングファンの「DOOONUT」。
配信動画の効果をチェックし、次の動画制作に活用できます。
動画を配信するときは、このようなツールを活用することも検討してみてください。

動画マーケティングを活用した企業の成功事例
続いては、実際に動画マーケティングに成功している企業の事例を見ていきましょう。
紹介するのは、
- freee
- ソネット・メディア・ネットワークス
- 株式会社サンコー
の3つです。
事例1:クラウド会計ソフトfreee【BtoB】
クラウド会計ソフト「freee」とは、個人事業主や企業の経理担当者がスムーズに処理するためのツールです。
動画の特徴は、アニメーションで使い方やメリットをわかりやすく紹介していること。
難しそうな会計ソフトを、ポップな映像で身近なものに感じさせています。
再生回数は2020年11月時点で、約1万4,400回。
確定申告の時期など、これからも多くの人に視聴されるでしょう。
事例2:ソネット・メディア・ネットワークス株式会社【BtoB】
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社とは、実店舗を持つ事業者に向けてネットと融合したマーケティングプラットフォームを提供する企業です。
動画は、イラストと文字でまず視聴者の悩みに寄り添い、その上でサービスを紹介。
共感性の高い動画でユーザーに興味を持ってもらい、サービスの必要性を訴えています。
主に展示会で活用するために、50万〜100万円で制作しました。
事例3:株式会社サンコー【BtoC】
株式会社サンコーは、トイレブラシやマット、クリーナーなど生活用品を販売する企業です。
動画では、トイレ掃除のプロであるお笑い芸人・佐藤満春さんとコラボ。
実際にトイレブラシの使用シーンが含まれているので、視聴者がイメージしやすい内容となっています。
主にプロモーションに活用され、店頭で興味を持ってもらうためにキャッチーさを意識して制作しました。
実際の動画は、「株式会社サンコー | 商品PR」をご覧ください。
動画マーケティングを成功に導くポイント
続いては、動画マーケティングを成功に導くポイントとして、
- 自社ターゲットと配信場所
- 5秒間のインパクト
- 動画制作会社への依頼
の3つを解説します。
ポイント1:自社ターゲットと配信場所をしっかりと見きわめる
自社ターゲットと配信場所をしっかりと考えた上で、動画マーケティングに取り組みましょう。
その理由は、主に以下の2つ。
- ターゲットのニーズに沿った動画の方が興味を持たれるため
- ターゲットがよく閲覧するSNSやプラットフォームの方が視聴数が増えるため
ターゲットのニーズと配信場所についてしっかりと調査しておくことで、結果として商品やサービスの利用率も高まります。
ポイント2:最初の5秒でインパクトを与えるような動画を制作する
最初の5秒間は、ユーザーがもっとも視聴するタイミング。
その間に興味を持ってもらえる、インパクトのある動画を制作しましょう。
YouTubeなどのインストリーム広告は、5秒経つまでスキップできません。
つまり、この5秒はどんなユーザーも視聴します。
インパクトのある動画を制作することで、続きを視聴してもらえる可能性があります。
その結果、商品やサービスの利用につながることも多いでしょう。
ポイント3:動画制作会社に依頼し、クオリティの高い映像を作成する
自社内で動画マーケティングに取り組むことが難しいときは、動画制作会社に依頼することを考えましょう。
動画制作会社をおすすめする理由は、以下の3つ。
- プロによってクオリティの高い動画を制作できる
- 専門業務を依頼することで、自社スタッフがコア業務に集中できる
- 企画や効果測定など、動画制作とマーケティングを総合的にサポートしてもらえる
マーケティングと動画制作のスキルを両方かね備えているため、自然とクオリティも高まります。
※動画広告の代理店について知りたい方はこちらの記事もチェック!
動画広告の制作や運用を代理店に依頼すべき理由とおすすめ企業5選
動画マーケティングを依頼するのにおすすめの企業3つ
最後に、動画マーケティングを依頼するのにおすすめの企業として、
- 株式会社サムシングファン
- WOWコミュニケーションズ
- Crevo株式会社
の3つを紹介します。
おすすめ1:株式会社サムシングファン
株式会社サムシングファンは、東京と大阪にある動画制作会社です。
- 映像制作の実績は120件以上(2020年11月時点)
- 商品PRや広告、学校紹介など幅広い動画を制作可能
- 企画から効果測定ツールを使った改善まで総合的にサポート
初めて動画マーケティングに取り組む企業や団体におすすめです。

おすすめ2:WOWコミュニケーションズ
WOWコミュニケーションズは、280万人の会員が視聴するWOWOWの映像作品を制作する企業です。
- 経験豊富なディレクターが予算にあわせた動画を制作
- テレビのようなクオリティの動画を提供
- 配信メディアにあわせて動画の企画を考案
予算とクオリティを重視する企業におすすめです。
おすすめ3:Crevo株式会社
Crevo株式会社は、主に東京を中心に動画制作の依頼を受けている企業です。
- 目的や掲載メディアにあわせた動画制作に対応
- サービスやアプリ、会社紹介の制作経験が豊富
- 予算ごとに4つのプランを用意
サービスやアプリ、会社紹介などの動画を検討している企業におすすめです。
※動画の大手制作会社について知りたい方は、こちらの記事をチェック!
動画の大手制作会社6つを一覧比較|大手のメリット&デメリットも解説!
終わりに:動画マーケティングの活用が新規顧客やリピーターを獲得につながる
今回は、動画マーケティングについて解説しました。
ここまでをまとめると、動画マーケティングとは映像を活用したWebマーケティング手法の1つです。
動画マーケティングに取り組むメリットは、以下の3つ。
- 商品の魅力が伝わりやすい
- コストを抑えて集客できる
- 改善をくり返せる
動画マーケティングは自社だけで取り組むことは可能ですが、制作会社に依頼することでより効果的な施策を考えられます。
今回紹介した制作会社など参考にしながら、動画マーケティングに取り組んでみてください。
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