インタラクティブ動画とは?メリットや事例、作り方を徹底解説
「インタラクティブ動画って何だろう……」
と感じている方は多いのではないでしょうか?
インタラクティブ動画とは、映像内にクリックボタンなどを設置し、ユーザーに何らかのアクションを促す動画です。
近年、スマホやインターネットの普及によって、急増している動画タイプです。
インタラクティブ動画はユーザーと双方向のアクションが生まれるため、動画へのコミットも増加します。
商品やサービスのPR効果も生まれやすいでしょう。
そこで今回は、
- インタラクティブ動画とは
- インタラクティブ動画のメリットとデメリット
- 企業の活用事例
- インタラクティブ動画制作におすすめのプラットフォーム
を順に解説します。
今回の記事を参考にしながら、インタラクティブ動画の効果など把握していきましょう。
目次
インタラクティブ動画とは?概要や仕組みを紹介
最初にインタラクティブ動画について、
- インタラクティブ動画とは
- 人気が高まっている背景
- 活用シーン
の順で解説します。
インタラクティブ動画とは、対話するように操作する動画
インタラクティブ動画とは、パソコンやスマホを見ながら双方向でやり取りできる動画のことです。
動画内にクリックボタンなどを設置することで、ユーザーに何らかのアクションを促します。
インタラクティブ動画は、ユーザーと配信者が映像を通してコミュニケーションを取ることが可能です。
もっとも身近な例は、YouTubeの動画広告。
視聴中、企業の公式サイトのリンクが出現するのを見たことある方も多いのではないでしょうか。
リンクへの誘導も、インタラクティブ動画に当てはまります。
インタラクティブ動画が出現した背景
インタラクティブ動画の増加には、以下のような背景があります。
【1.インターネット環境とスマホの普及】
近年、インターネットを利用する人とスマホの普及率が高まりました。
実際に総務省の調査では、2018年に79.2%がスマホを利用していることが明らかになっています。
動画を気軽に視聴できる環境になったことから、動画タイプも日々進化しています。
【出典】総務省「第2節 ICTサービスの利用動向」
【2.プラットフォームの増加】
以下のような、動画を配信するプラットフォームが増加したことも、インタラクティブ動画が増えた要因です。
- YouTube
またLINE LIVEなど、リアルタイムで配信されるライブもよく見かけるように。
動画を気軽に視聴できる場所が増えています。
【3.映像制作を仕事とするクリエイターの出現】
動画の発展によって、YouTuberなど、動画制作を仕事にするクリエイターが出現しました。
企業の動画制作に対するニーズも高まったことで、さまざまな人が動画を作成・編集するようになっています。
その中で、少しでも注目度の高い動画を作れるようなクリエイターが求められるようになりました。
新たな動画タイプとして、インタラクティブ動画のような種類も作られるようになっています。
上記3つの背景が絡みあい、ユーザーと双方向のコミュニケーションを取れるインタラクティブ動画が誕生しました。
インタラクティブ動画を活用できるシーン
インタラクティブ動画は企業のマーケティング活動でも、特に以下のようなシーンに活用されています。
- 採用活動
- 商品の認知度アップ
- ブランディング
- 商品の解説動画(チュートリアル)
主に自社商品やサービスを広めたいときに活用すると、効果が期待できるはずです。
インタラクティブ動画を活用するメリット
続いては、インタラクティブ動画を活用するメリットとして、
- 印象を残しやすい
- 拡散されやすい
- 宣伝効果が高い
の3つを解説します。
メリット1.操作性のある動画で印象付けられる
インタラクティブ動画は操作が発生するため、通常の動画よりもユーザーの印象に残りやすいのが大きなメリットです。
先ほどインタラクティブ動画は、ボタンクリックなど何らかのアクションが発生するとお伝えしました。
操作のある動画はまだまだ少ないぶん、ユーザーにインパクトを与えやすいでしょう。
印象的なので、動画内の商品やサービスも記憶に残ります。
メリット2.視聴時間やシェア数などが伸びやすい
インタラクティブ動画は、視聴時間やSNSのシェア数などが伸びやすいです。
動画内でのクリックなどアクションした後に、新たなアクションやストーリーが発生する動画も少なくありません。
ユーザーにワクワク・ドキドキなどの感情を与えられるため、より長く視聴してもらえます。
またおもしろさから、「友達に教えたい!」と感じる人も増加。
SNSでのシェア数が伸びることで、さらなる拡散にもつながります。
メリット3.PRなどに活用しやすく、宣伝効果も高い
インタラクティブ動画はPRなどに活用しやすいのもポイントです。
先ほど紹介した拡散性などもあわさって、より高い宣伝効果が生まれることもあります。
また動画内でアクションしてもらえることで、動画内容など企画の幅が広がることも。
よりユーザーの興味を惹き付ける動画を考えることが可能です。
結果として、PR効果アップも期待できるでしょう。
インタラクティブ動画を活用するデメリット
インタラクティブ動画には、以下のようなデメリットもあります。
- 時間がないと見られにくい
- 専門知識が必要となる
- 制作が手探りになる
1つずつ見ていきましょう。
デメリット1.時間がないときは見られにくい
インタラクティブ動画は、どうしても再生時間が長くなります。
ゆっくり動画を視聴できるタイミングでないと、なかなか最後まで視聴してもらえません。
休日や就寝前のような、ユーザーが自由な時間をねらって配信するなど、再生回数を伸す工夫が必要でしょう。
デメリット2.作り方などに専門知識が必要となる
インタラクティブ動画は映像内にアクションを起こす仕掛けを作るため、制作にはより専門的な知識が必要です。
クリエイターや動画制作会社だからといって、すべての人がインタラクティブ動画に対応できるわけではありません。
発注するにあたっても、依頼先の選別は必要となります。
デメリット3.活用事例が少ないため、手探りになる
インタラクティブ動画の活用事例は、まだまだそれほど多くありません。
参考となる成功事例も少ないため、制作から活用までは手探りになることがほとんどです。
ただし少ない中でも、いくつか成功事例はあります。
特に海外に多いため、その中から自社に近い業界の事例を参考にしていきましょう。
次に、実際にインタラクティブ動画の事例を紹介します。
インタラクティブ動画の事例
インタラクティブ動画の事例として、
- IKEA
- 三井住友カード
- Netflix
の3つを見ていきましょう。
事例1.IKEA
IKEAは、自社の家具を宣伝するためにインタラクティブ動画を制作しています。
IKEAの動画のポイントは、映像内にショッピングサイトへのリンクを設置していること。
黄色いショッピングバッグのアイコンが出現し、クリックすると購入ページが表示されます。
動画にストーリー性もあることから、多くのユーザーに視聴されています。
事例2.三井住友カード
日本国内の事例として、三井住友カードがインタラクティブ動画を活用しています。
三井住友カードの動画の特徴は、ゲームのように自分目線でストーリーが進んでいくこと。
私たち視聴者がスパイとして、ミッションを達成するために動画内の選択肢を選びながら進める形になります。
銀行という真面目なイメージのある業界でも、このようにユニークな動画を制作できます。
事例3.Netflix
動画配信サービスのNetflixは、オリジナル映像作品「Stranger Things」のPRとして、インタラクティブ動画を活用しています。
まず動画内の赤い文字をクリックすることで、登場人物やストーリーを紹介。
初めて見る人でも、作品に興味を持ちやすい仕掛けとなっています。
またNetflixは、『BLACK MIRROR』というインタラクティブ動画ドラマも制作しています。
選択肢によってストーリーが変わるという、ゲームのようなドラマが人気を集めています。
インタラクティブ動画の作り方:プラットフォームの活用がおすすめ
ここまでインタラクティブ動画について解説しましたが、実際に制作するときは「プラットフォーム」を活用しましょう。
そこでおすすめとして、
- DOOONUT
- MIL
- WIREMAX
- freely
の4つを紹介します。
プラットフォーム1.DOOONUT
DOOONUTは、「インタラクティブ動画の作成から管理、効果測定が一括でできる」サムシングファンのオリジナルツールです。
特徴は以下の3つ。
- 専門知識なしでインタラクティブ動画を作成できる
- インタラクティブ動画の作成、管理、効果測定まで一括で行える
- 様々な媒体の動画データを一括管理できる
DOOONUTでは14日間無料ですべての機能が利用できますので、ぜひお気軽にご利用ください。
>>DOOONUT(ドーナツ)

プラットフォーム2.MIL
MILは、「新しい視聴体験を作ること」をコンセプトにインタラクティブ動画を制作しているサービスです。
特徴は以下の3つ。
- もっとも有名なプラットフォーム
- マイナビやセブンイレブンなど大手企業の導入実績が多数
- 企画から配信後の分析までワンストップでサポート可能
初めてインタラクティブ動画に取り組む企業におすすめです。
プラットフォーム3.WIREMAX
WIREMAXは、インタラクティブ動画を制作する海外企業のサービスです。
特徴は以下の3つ。
- IKEAなど海外の大手企業の制作実績あり
- 海外らしいユニークなアイディア満載
- アパレルや機械メーカー、エンターテイメントなど活用業界が幅広い
海外向けにインタラクティブ動画を活用したい企業におすすめです。
プラットフォーム4.freely
freelyは、コンテンツマーケティングに特化した株式会社ファングリーが提供するサービスです。
特徴は以下の3つ。
- 霊園や歯科医院などカッチリとした業界の事例多数
- ドローンなど最新技術との組み合わせにも対応
- 商品やサービスの問い合わせ窓口設置なども可能
これからデジタル技術を集客などに活用していきたい企業におすすめです。
終わりに:インタラクティブ動画は採用やブランディングなど幅広く活用できる
今回は、インタラクティブ動画について解説しました。
ここまでをまとめると、インタラクティブ動画とはパソコンやスマホを見ながら双方向でやり取りできる動画です。
ユーザーに何らかの行動を起こしてもらうため、これまでの動画と比べて視聴時間なども伸びやすいでしょう。
インタラクティブ動画は、以下のようなシーンで活用できます。
- 採用活動
- 商品の認知度アップ
- ブランディング
- 商品の解説動画(チュートリアル)
そしておすすめのプラットフォームとして、以下の3つを紹介しました。
- MIL
- WIREMAX
- freely
今回の記事を参考にしながら、インタラクティブ動画の活用を検討してみてください。
インタラクティブ動画を作るならサムシングファンオリジナルのツール「DOONUT」がおすすめです。
14日間の無料トライアルも実施しているので、気軽に利用してみてください。
※DOOONUTの機能を知りたい方は、こちらの記事もチェック!
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