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ライブコマースとは?おすすめのサービス8選や成功させるコツを紹介

ライブコマースとは?おすすめのサービス8選や成功させるコツを紹介

ライブ配信で視聴者とコミュニケーションをとりながら商品を紹介し、購買へと導くライブコマース。

テキストや写真では伝わりにくい商品の魅力や使用感を、臨場感を持って伝えられることから、多くの企業が注目しています。

しかし、まだライブコマースに馴染みがないという方も多いはず。

そこで今回は、「ライブコマースとは何か」について解説します。

具体的には、以下の内容を紹介します。

  • ライブコマースとは
  • ライブコマースのメリット・デメリット
  • 海外と日本の比較
  • ライブコマースが向いている業種や商品
  • ライブコマースの事例
  • おすすめのライブコマースサービス
  • ライブコマースの始め方
  • ライブコマースのコツ
  • 注意点

これを読めば、ライブコマースについて、明確なイメージを持つことができます。

ライブコマースに興味がある方、これから自社でライブコマースに取り組もうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ライブコマースとは

ライブコマースとは

ライブコマースとは、インターネットを通じた動画配信で商品を紹介し、ECサイトに誘導する販売手法です。

「ライブ動画」と「Eコマース」(ネット上で商品やサービスを売買すること)を組み合わせており、これからの時代の定番となり得るオンライン販売といわれています。

テレビの通販番組に似ていますが、ライブコマースの場合「チャット機能を使って視聴者とリアルタイムでメッセージのやりとりができる」という特徴があります。

ブラウスの紹介を例にして考えてみましょう。
通販番組だと、制作側があらかじめ考えたブラウスの説明しかできません。

しかし、ライブコマースだと、視聴者からリアルタイムで

  • 着心地はどうですか?
  • 袖の長さはどれくらいですか?
  • もっと襟の開き具合をみせてほしい

など、視聴者からの質問がチャット機能で送られてきます。

配信者がリアルタイムで視聴者の質問や要望に答えることで、視聴者の購買意欲を刺激します。

テレビ通販の一方的な配信と比較すると、視聴者はオンライン上できめ細かな接客を受けられ、商品の使用感など商品を深く理解することが可能です。

また、直接だと店員に聞きづらいことも、チャット機能なら手軽に質問できます。

配信の臨場感と丁寧に接客がオンライン上で完結する、まさにハイブリッドなサービスといえます。

なぜ今ライブコマースが注目されているのか

なぜ今ライブコマースが注目されているのか 2017年に「第1次ライブコマースブーム」が始まりましたが、その勢いは失われつつありました。

しかし、2020年以降は以下のような理由で、ライブコマースが再び注目を集めています。

  • 新型コロナウイルスの感染拡大
  • 中国を中心に海外で急成長している
  • ライブ配信機能を持つツールが増加している

特に新型コロナウイルスの感染拡大による影響は絶大でした。

人々の往来が激減したため、企業は大打撃を受けました。

そこで注目したのがEコマースと動画配信です。
これなら家にいても買い物ができるため、多くの企業がEコマースを始めました。

その中で、すでに中国を中心に急成長を遂げていたライブコマースに再び注目が集まりました。

その結果、日本でもライブコマースに興味を持つ企業が増え、導入につながっていったのです。

ライブコマースを活用するメリット

ライブコマースを活用するメリット

ここからは、ライブコマースを活用するメリットを5つ紹介します。

メリット①商品の魅力を的確に訴求できる

ライブコマースは、写真やテキストとは比較にならないほど多くの情報を伝えられるので、商品の魅力をきちんと訴求できます。

動画で伝えることで、商品の使用方法やサイズ感、素材や着心地、着用後に動いたらどのような感じになるのかまで、写真やテキストでは伝えにくい商品の魅力が一目瞭然です。

実際に着用している配信者やモデルが商品を自分の言葉で語れば説得力が増して、視聴者も商品に対して信頼感が生まれます。

視聴者は、商品の詳細がわかることで、他の商品よりも印象が強くなり、購買につながりやすいでしょう。

まだまだ「実際に自分の目で見ないと商品の良さはわからない」と、オンラインショッピングに抵抗を感じる人は少なくありません。

しかし、ライブコマースなら配信者の表情やジェスチャーが見られるので、視聴者に商品やサービスの使用した際の驚きや感動をダイレクトに伝えることができます。

そのため、商品を実際に手にできない不安感を払拭できる可能性は高いでしょう

メリット②実店舗のような双方向のリアルなコミュニケーションが取れる

ライブコマースなら、「リアルタイムで視聴者からのコメントに答える」という双方向のコミュニケーションが可能です。

オンラインショッピングはユーザー自身が商品を確認できないので、購入前と実際の商品のイメージが相違しているとトラブルが起きやすくなります。

しかし、ライブコマースなら

  • 商品が自分に似合っているかを相談したい
  • 着心地はどうなのか
  • 大きさがわかりづらいから別の角度から見たい

このような視聴者の不安や疑問を配信中にその場で解消できます。

また、視聴者からのコメントの中には、ネガティブな批判的なコメントもあるかもしれません。
しかし、そのコメントに対して配信者が真摯に対応すれば、顧客満足度を上げる効果も期待できます。

視聴者に安心感を与えられれば、購買促進や企業のイメージアップにもつながりますよ。

メリット③臨場感溢れる購買体験を提供できる

ライブコマースでは、配信者が視聴者とコミュニケーションを取りながら商品を紹介します。

そのため、視聴者はどこに住んでいても、時差があっても、まるで実店舗で接客を受けているかのような感覚や臨場感を味わえるのです。

現在は、消費の主流が「もの」から「体験」に価値を置き始めています。
ライブコマースの配信自体が「参加型の買い物体験」としての価値があるといえるでしょう。

メリット④マーケティングに活用できる

ライブコマースでの視聴者とのコミュニケーションは、視聴者からのナマの声が聞きやすく、より良い商品やサービスを生み出す絶好の機会になります。

たとえば、商品の色やサイズに関する問い合わせが多ければ、色やサイズの展開を増やす。
セット販売を求める声があれば、セット販売の企画を立てれば売上が増加するかもしれません。

つまり、視聴者の声をデータとして集めれば、商品開発や顧客満足度の向上などに役立ちます。

また、動画配信の際に動画解析ツールを活用すれば、「配信を何人が視聴して、そこからどのくらい商品ページにアクセスしたか」「視聴者の何パーセントが購入したか」などがわかります。

解析ツールは、動画配信のPDCAを効率的に回すための必須のツールといえるでしょう。

メリット⑤新たな顧客層を開拓できる

ライブコマースでは、配信側の店舗スタッフだけでなく、タレントやインフルエンサーがライブ配信を行う手法もあります。

影響力のあるタレントやインフルエンサーがライブ配信を行えば、新たな客層にアプローチができ、新規顧客の開拓が期待できます。

多くのファンを持つタレントやインフルエンサーなら、1回のライブコマースの配信だけでも、潜在顧客に商品やサービスを知ってもらう良いきっかけになるでしょう。

ライブコマースを活用するデメリット

ライブコマースを活用するデメリット

次に、ライブコマースのデメリットを3つ紹介します。

デメリットをしっかり理解したうえで運用してくださいね。

デメリット①事前準備に手間がかかる

ライブコマース最も大切なことは「事前準備」です。
特に、集客には力を入れたいところ。

せっかくライブコマースを実施したのに、視聴者が少なかったら成果は少ないですからね。

以下のような項目を事前に設定し、SNSなどで告知しましょう。

  • 配信日
  • 配信時間帯
  • 紹介する商品
  • 配信する媒体
  • 集客導線

多くの視聴者を集めるには、ターゲットユーザーが視聴しやすい日時を配信日時として設定することです。
また、視聴者が簡単にアクセスできる導線を作ることも重要です。

このように、ライブコマースの事前準備には多くの手間がかかります。

しかし、最も大切な部分なので、時間と労力を割いてでも丁寧に行ってください。

デメリット②配信スキルが必要

ライブコマースでは、配信スキルも求められます。

紹介する商品を理解していることはもちろん、モラルやマナーを守った配信ができる人を配信者に選びましょう。

もしモラルやマナーを損なう言動をしてしまうと、自社のイメージを損なってしまいますからね。

外部インフルエンサーに頼む場合でも、プロフィールや実績をリサーチして、安心できる人を選んでください。

デメリット③配信トラブルが発生することがある

ライブコマースでは、配信トラブルが発生することもあります。

放送終了後もアーカイブで視聴できますが、ライブコマース独特の臨場感が失われてしまいます。

ライブコマースの良さを活かすためにも、安定した配信環境を準備しておきましょう。

ライブコマースの市場規模

ライブコマースの市場規模

ここからは中国と日本に分けて、ライブコマースの市場規模やこれまでの動向、最新トレンドなどを紹介します。

ライブコマース先進国の中国

中国では、2012年頃からライブコマースの利用が開始されました。

中国で圧倒的な人気を誇るアリババグループが運営するCtoCのECサイト淘宝(タオバオ)を皮切りに、BtoC向けのECサイト天猫(テンマオ)など、大手ECサイトの市場参入やインフルエンサーの台頭により、人気が爆発しています。

日本貿易振興機構(JETRO)の発表によると、中国におけるライブコマース市場は以下のように推移しています。

市場規模(単位:億元)
2017 366
2018 1,400
2019 4,338
2020 ※予測値 10,500
2021 ※予測値 19,950

出典:ライブコマース、健全な発展を見据えて(中国)(JETRO)

中国のライブコマースでは、ファッションや美容関連、家電製品、生鮮食品とありとあらゆる商品が購入できます。

特に、生鮮食品への興味関心は絶大です。

中国では、かつて食品の産地偽装が相次いでいました。
そのため、消費者は生産地がどこか、気にするようになっていきました。

その結果、生鮮食品のライブコマースに大きな関心を示すようになったのです。

「家の中で快適に過ごす」ことを重視した巣籠り需要が当たり前となった現代では、ますますの盛り上がりが期待されます。

なぜ、中国はライブコマース先進国となったのか?

中国は、昔から市場に偽物が多く出回っていました。
近年は、国家が知的財産権の保護に取り組んでいますが、偽物はまだ市場に根強く残っています。

このような偽物文化があるため、偽物を買わないためには「信頼できる人から購入する」ことが重要と考えられています。

中国では、KOL(Key Opinion Leader)と呼ばれるインフルエンサーの信用度が売上を左右するといっても過言ではありません。

中国のライブコマースのKOLは、顧客にとって「自家人(身内)」のような存在で、深い信頼関係で結ばれていると言われています。

つまり、KOLへの強い信頼感が中国のライブコマース人気を支えているのです。
1~2時間の配信で3億円近い売り上げを出したり、KOL一人で年間40億円以上を売り上げたりした事例もあります。

日本でも拡大中のライブコマース

次に、日本におけるライブコマース市場を見ていきましょう。

2017年頃に「ライブコマース元年」などといわれ、日本でも注目を集めました。

中国で人気に火がつき拡大していった経緯があり、日本に上陸してきた当時は、メルカリやBASEといった有名なプラットフォームが次々とライブコマース市場に参入しては、動画配信を使って商品やサービスを提供していました。

そこから年月が経つにつれ、参入していたプラットフォームがひとつふたつと、ライブコマースのサービスを終了していきました。
日本では「第1波ライブコマース」は、さほど長くは続かず、中国のように人気のサービスとはなりませんでした。

しかし、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、営業を制限された百貨店やアパレル業界を中心に、ライブコマースの導入が始まりました。

その結果、2020年以降の市場規模は以下のように推移すると予測されています。

市場規模(単位:億円)
2020 140
2021 314
2022 492
2023 715
2024 984

出典:デジタルエンターテインメント市場規模は急拡大。2023年に700億円超、2024年には約1000億円へ(CyberZ)

また、動画配信の市場規模も同じように増加すると予測されています。

しばらくライブコマース市場の拡大傾向は続くでしょう。

なお、日本のライブコマース市場についてもっと知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
【関連記事】現在の日本のライブコマース市場規模とこれからを解説

ライブコマースが向いている業種や商品

ライブコマースが向いている業種や商品

ライブコマースが向いている業種や商品は以下の通りです。

  • アパレル用品
  • 美容(コスメ)用品
  • アウトドアグッズ
  • 食料品

ここで挙げた商品には、以下のような特徴があります。

  • 見栄えが重視される
  • トレンドの変化が速い
  • 使い方や組み立て方が分かりにくい
  • テキストや写真では伝えにくい感覚的な情報がある

これらをまとめると、ライブコマースに向いている商品は、実店舗に行ったり自分で体験したりしないと、使用感が分かりにくい商品だといえます。

もし自社の商品で紹介した特徴に当てはまるものがあれば、ライブコマースを活用してみてはいかがでしょうか。

ライブコマースの成功事例

ライブコマースの成功事例

ここからは、ライブコマースで成功した事例を3つ紹介します。

自社に活かせそうなポイントはないか、意識しながら読み進めてください。

成功事例①三越伊勢丹ホールディングス

三越伊勢丹ホールディングス 引用:三越伊勢丹ライブショッピング

老舗百貨店「三越伊勢丹」はECサイト内でライブコマースを実施しています。

感染症の拡大を防ぐために、店舗の臨時休業を余儀なくされる状況化でしたが、お中元のライブコマースを実施して、大きな反響がありました。

当日はバイヤーが商品の特徴や生産者の想いなどを紹介し、人気イラストレーターの杏耶さんが試食しながら、味や食感などの商品の魅力を率直に伝えました。

結果、完売する商品が出るなど想定以上の売上につながり、月の売上が前年比2倍を達成しました。

成功事例②セレクトショップ「ベイクルーズ」

セレクトショップ「ベイクルーズ」 引用:BAYCREWS STORE

アパレル系セレクトショップ「ベイクルーズ」は、2020年5月から自社サイトでライブコマースの配信を行っています。

自社スタッフをモデルにしたライブ配信が好評で、中には2500万円以上の売り上げを記録したブランドもあります。

各スタッフの身長を具体的に表示するなど、視聴者が「自分が着たらどのような感じかな」をイメージしやすい動画を配信して、視聴者の共感を得ているのが特徴です。

成功事例③セレクトショップ「SHIPS」

セレクトショップ「SHIPS」 引用:SHIPS SHOPPING TV

女性からの支持が強いセレクトショップの「SHIPS(シップス)」も、2020年5月から自社サイトでライブコマース配信(SHIPS SHOPPING TV)を始めました。

毎回、初めてライブ配信を視聴するユーザーを意識して、サイトの見方やEC購入の方法などを丁寧に説明しています。

また、SHIPS SHOPPING TVでは、ライブ配信だけでなくアーカイブ動画も視聴できますよ。
リアルタイムの配信を逃したユーザーにも好評で、アーカイブ動画経由での売上も好調に伸びています。

おすすめのライブコマースサービス8選

おすすめのライブコマースサービス10選

メルカリチャンネルやBASEなどの有名プラットフォームがライブコマースサービスを終了したとはいえ、ライブコマースサービスを継続できているプラットフォームも当然あります。

先述した通り、感染症拡大による社会の変化による影響で、日本でも再びライブコマースに対する興味や話題が広がっているのが現状です。

ここからは、どんなライブコマースのサービスを提供しているプラットフォームがあるのか、おすすめ8社をピックアップして紹介します。

サービス①SHOPROOM

SHOPROOM 引用:SHOPROOM

SHOPROOMは、人気プラットフォームのSHOWROOMが手掛けるライブコマースサービスです。

「仮想ライブ空間」をキャッチコピーに、アイドルやタレントと直接コミュニケーションがとれるライブ配信として、2013年からサービスを開始しました。

元祖ライブ配信アプリともいえる人気プラットフォームで、ライブコマースの基礎が詰め込まれているのが特徴。
人気の配信者がおすすめするアイテムを、配信中にリアルタイムで質問しながら、気に入ったら購入できます。

信頼と実績のあるライブコマースサービスを探している方におすすめです。

サービス②CCHANNEL

引用:CCHANNEL

CCHANNEL(シーチャンネル)は、C Channel株式会社が運営する女性向けの動画ファッションマガジンです。

「ヘアスタイル」「メイク」「ネイル」「ファッション」「料理」など、主に人気トレンドに敏感な女性をターゲットにサービスを展開しているのが特徴。

スマホ視聴に最適な縦型動画メディアで、1分程度の内容で最先端の情報を配信しています。

クリッパーといわれるタレントや読者モデルなどのインフルエンサーが商品を動画で紹介するコンテンツは、日本のみならず、アジアを中心にグローバルに展開しています。

サービス③楽天市場ライブショッピングチャンネル

楽天市場ライブショッピングチャンネル 引用:楽天市場ショッピングチャンネル

楽天株式会社が運営するライブ動画配信サービス、楽天市場ショッピングチャンネルは、「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」などのさまざまなサービスと連動して、多様なライブコマースサービスを提供しています。

アーティストやタレントを起用したライブ配信に加え、一般のユーザーによるライブ配信も可能。
また、リアルタイムのコミュニケーションを実現することで、エンターテイメント性も強くアピールしています。

まさに、ECサイトが手がける、地の利を活かしたプラットフォームです。

サービス④YouTube

Youtube

引用:AppStore

YouTubeは、言わずと知れた世界最大級の動画配信プラットフォームです。
特別なアプリや会員登録も不要で、無料で視聴できるため、視聴者数を伸ばしやすいのが最大の特徴。

概要欄やチャットに自社のホームページやECサイト、SNSリンクを簡単に貼れるので、商品やサービスの購入を視聴者に誘導しやすいです。

ライブ配信動画はアーカイブとして残せるので、リアルタイムで配信を見逃した視聴者にもアプローチが可能です。

サービス⑤Instagram

instagram 引用:AppStore

Instagramは、20代〜40代の女性から圧倒的に支持されているSNSです。

「インスタ映え」の言葉が定着したように、視覚コンテンツと相性抜群。
アパレルブランドを中心にさまざまな企業が利用し、インフルエンサーによる配信も活発に行われています。

Instagramには「インスタライブ」というライブ配信機能があります。
動画配信画面の下部に「商品を見る」ボタンを設置して、商品の紹介ページである「Instagramショップ」に誘導可能です。

また、ユーザーはアカウント概要欄の下部に「ショップを見る」ボタンをクリックすれば、Instagramショップの閲覧ができます。

ただし、日本ではInstagramショップにおいてチェックアウト(決済)機能は使えません。
そのため、投稿に自社のホームページやECサイトのリンクを貼り、購入の導線を忘れないよう注意してください。

サービス⑥LINE LIVE

LINE LIVE 引用:AppStore

LINEは、国内月間アクティブユーザー数8,600万人(2020年9月時点)と、老若男女問わず日常的な連絡手段として使用されているアプリです。

LINE BUYを活用すればユーザーはライブコマースを楽しめて、LINE LIVEを活用すればスマホから簡単に配信が可能です。

LINE LIVEでは、毎日無料で「ハート」がもらえます。
「ハート」や、有料の「応援アイテム」は、配信者のランキング順位に影響を与えます。

視聴者は、お気に入りの配信者にハートやアイテムをたくさん送ることで、配信を一緒に盛り上げることができますよ。
ファン化を促すことにも役立つでしょう。

サービス⑦HansUP

HansUP 引用:HandsUP

HandsUP(ハンズアップ)は、台湾発祥のライブストリーミングサービス「17LIVE」が提供するライブコマースサービスです。
誰でも直感的に操作でき、配信ルームのカスタマイズもできるのが特徴。

日本ではアパレルブランドのWEGOや化粧品・健康食品のFANCLなど、すでに200社以上の導入実績があります。

また、自社のECサイトを運営していなくても商品販売ができる、ECショップ構築機能が実装されています。

複数のSNSと連動した同時配信できるので、拡散効果も期待できるでしょう。

サービス⑧auWowma! ライブTV

auWowma! ライブTV 引用:ライブTV

ライブTVは、2019年7月から提供が始まった、KDDIとauコマース&ライフが運営するauWowma!のアプリ内で展開しているライブコマースサービスです。

人気のよしもと芸人が商品を紹介するライブコマース番組「生配信!よしもと市場」を配信しています。
エンターテインメントの要素が高めで、視聴者を飽きさせないのが最大の魅力です。

また、ライブ配信視聴でPontaポイントのプレゼントサービスがあるなど、視聴者にとってお得なサービスが多いのも特徴です。

もちろん、ライブ配信された動画はアーカイブとして一定期間視聴できます。

ただし、ライブコマースの視聴にはスマートフォンアプリのダウンロードが必要なので注意してください。

ライブコマースの始め方

ライブコマースの始め方 では、ライブコマースはどのように始めれば良いのでしょうか?

ここからは、ライブコマースの始め方について、7つのステップに分けて解説します。

ステップ①販売する商品を決める

まずは販売する商品を決めましょう。

前述したように、ライブコマースに向いている商品は、以下の特徴がある商品です。

  • 見栄えが重視される
  • トレンドの変化が速い
  • 使い方や組み立て方が分かりにくい
  • テキストや写真では伝えにくい感覚的な情報がある

自社の商品の中でライブコマースに向いているものはないか、探してみてください。

ステップ②配信するプラットフォームを決める

次に、配信するプラットフォームを決めます。

ライブコマースのプラットフォームには、以下のような種類と特徴があります。

配信方法 メリット デメリット 具体例
専用プラットフォーム ・集客力がある
・購入の導線がある程度設計されている
手数料が高い ・SHOPROOM
・CCHANNEL
・HansUP   など
SNSライブ ・新しい顧客を獲得しやすい
・無料でできる
・自由度が低い
・購入につなげにくい
・YouTube
・Instagram
・LINE LIVE  など
自社サイト 購入までの導線を自由に設計できる 集客に工夫が必要

 

これらのプラットフォームを、目的に応じて選びましょう。

例えば、認知拡大を狙うならSNS、売上アップを目指すなら専用プラットフォーム、または自社サイトといった具合です。

ステップ③配信者を決める

ライブコマースでは、商品の魅力を的確に伝えつつ、視聴者からの質問に答えるトークスキルが求められます。

そのため、配信者の選定も重要なステップです。

配信者には

  • 外部インフルエンサー
  • 紹介する商品を熟知している社員

のどちらかを起用します。

外部インフルエンサーを起用する場合は、普段から商品を愛用している人や、自社やブランドについて深く理解している人を選びましょう。

「仕事で商品を紹介している」という態度が透けて見えてしまうと、視聴者の購買意欲を損ねてしまうからです。

一方で、自社の社員を選定する場合は、練習を入念に行いましょう。

いきなり上手くできる人は稀です。
台本を作って読む、他の社員に質問してもらうなどして、練習を重ねていきましょう。

長期的に見ると配信者を育てることができ、コスパも良くなります。

ステップ④機材や通信環境を整える

次に、美しい映像を安定して届けられるように、機材や通信環境を整えます。

ライブコマースは、スマートフォン1台あれば実行できます。

しかし、解像度の高い映像を届けたい場合は、一定水準以上のカメラに加え、照明やマイクなどの撮影機材を用意しておくのがおすすめです。

また、ライブコマースでは通信トラブルがありがちです。

安定した回線を用意するとともに、本番前に必ず配信テストを行い、画質や音質を確認しておきましょう。

ステップ⑤商品を購入する導線を設計しておく

視聴者がスムーズに商品を購入できるように、導線を設計しておきましょう。

ライブコマース専用のプラットフォームやSNSを利用する場合は、自社サイトや購入ページへの誘導が必要です。
事前にテストして、買い物しやすい環境を整えておきましょう。

ステップ⑥集客を行う

最も重要なポイントは、事前の集客です。

いくら良いライブコマースを行えたとしても、視聴者に見てもらえなければ意味がありません。
メルマガやSNSなどを駆使して、積極的に広報しましょう。

「ライブコマース限定」といった特典を付けるのも効果的です。

ただし、たくさんの視聴者を集めるには、普段から顧客リストを蓄積しておく必要があります。

メルマガ会員を増やしたり、SNSのフォロワーを増やしたりと、日々の活動に丁寧に取り組んでおきましょう。

ステップ⑦想定される質問への回答を準備する

ライブコマースの大きな特徴は、配信者と視聴者がコミュニケーションをとれる「双方向性」です。

スムーズなコミュニケーションがとれるように、あらかじめ想定される質問の答えを準備しておきましょう。

丁寧な言葉遣いはもちろん、差別用語などネガティブな印象を与える言葉は使わないようにします。
また、視聴者からのコメントへの反応や態度にも注意しましょう。

視聴者と上手くコミュニケーションがとれれば、売上アップなどの成果も期待できます。

社内で協力して、想定される質問への回答を用意しておきましょう。

ライブコマースを始める際にあると便利なツールやシステム

ライブコマースを始める際にあると便利なツールやシステム

ここで、ライブコマースを始める際にあると便利なツールとシステムを4つ紹介します。

アンケート機能

視聴者との双方向性を重視したい場合は、アンケート機能があると便利です。

配信するプラットフォームにアンケート機能が付いているか、事前に確認しておきましょう。

もしアンケート機能がない場合は、Googleフォームなどで準備しておくと良いです。

動画分析ツール

動画分析ツールを用意しておけば、ライブコマース配信中にデータを取得し、終了後に定量的・定性的に分析できます。

ライブコマースでは、配信後にデータ分析を行うことが重要です。
商品が売れた要因や視聴者数の変化、SNSからの流入などのデータを分析し、次のライブコマースに活かすのです。

動画分析ツールがあれば改善点を容易に抽出でき、回を重ねるごとに質を高めていけるでしょう。

台本

配信者を社内で選出する場合、慣れてないうちは台本を用意しておくのがおすすめです。

カメラの前で視聴者の反応を見ながら商品を紹介することは、簡単ではありません。
台本を使って練習しておかないと、本番で緊張してしまい、話す内容を忘れてしまう恐れがあります。

また、言葉に詰まって空白の時間が出てしまうと、視聴者の離脱につながってしまいます。

必ず台本を繰り返し読んで、スムーズに話せる状態で本番に向かいましょう。

なお、用意する台本には、失言を訂正するときの文言も明記しておきましょう。

失言をすぐに訂正できるようにしておくことで、もしものときもブランドイメージの低下を防げます。

配信トラブル時の対応マニュアル

もし配信トラブルが起こったときのために、配信トラブル時の対応マニュアルも用意しておきましょう。

対応マニュアルがあれば、予期せぬ配信トラブルが発生してもその後の動きがある程度分かるため、冷静に対処することができます。

現場の混乱を最小限で抑えるためにも、必ず配信トラブルを想定して、対応を考えておいてください。

ライブコマースを成功させるコツ

ライブコマースを成功させるコツ

では、実際にライブコマースで成果を上げるには、何を意識すれば良いのでしょうか。

成功のポイントを4つ紹介します。

コツ①目的とターゲットに合わせたプラットフォーム選び

ライブコマースが日本に上陸したとき、「テレビショッピングのインターネット版」という認識でいたのが、日本でさほど盛り上がらなかった要因なのかもしれません。

そもそも、テレビとインターネット(SNSや動画)では、ユーザー層が違います。

場所選びを間違えていては、適切に届けたいひとに届かないし、ほしいと思っているひとが情報をキャッチできません。

ライブコマースを始める前に、まずは目的とターゲットを決めましょう。

そして、目的やターゲットユーザーが多いプラットフォームを選びましょう。

コツ②SNSと連携させる

YouTubeやInstagramなどのSNSを使ってライブコマースを行うと、自社のページをフォローしてくれているユーザーを取り込むことができます。

お手軽に始められるうえに、ユーザーも構えずに入り込みやすいことがメリットです。

ただし、事前の告知を入念に行って、多くのユーザーが見てくれるようにしておきましょう。

コツ③ECサイト型を実践する

ECサイト型のライブコマースとは、先に紹介した、SHOWROOMが運営する「SHOPROOM」や、楽天株式会社が運営する「Rakuten LIVE」などが当てはまります。

多くのユーザーは「ECサイト=ショッピング」というイメージで利用しています。

そのため、ECサイトで動画を使って集客・販売を行うことは、ユーザーにとって知りたかった情報にリアルタイムでアクセスできる絶好のチャンスです。

ある意味、一番ニーズにあった販売促進かもしれません。

コツ④インタラクティブ動画を取り入れる

インタラクティブ動画とは、クリックやタップなど、ユーザーが能動的に参加できる要素を含んだ動画のことです。

ライブコマースはユーザーのタップに応じて商品の詳細が表示されて、購入ページへ遷移することができるので、インタラクティブ動画の相性は抜群。

積極的に活用していきましょう。

インタラクティブ動画を制作するプラットフォームのおすすめは、株式会社サムシングファンが提供する「DOOONUT(ドーナツ)」です。

動画の効果分析からポータルサイトの構築まで全て完結していますよ。

ライブコマースでの注意点

ライブコマースを禁止する事例もあるので注意

最後に、ライブコマースを行ううえでの注意点を3つ紹介します。

注意点①イベントによっては禁止されている

最近では、以下の理由からライブコマースを禁止するイベントもあるので注意してください。

  • 配信者のマナーが悪い
  • 他の来場者の商品観賞や購入の妨げになる
  • 来客対応が疎かになる

もしフリーマーケットやマルシェなどのイベントでライブコマースも併用しようと考えている方は、ライブコマースが許可されているか、事前に確認しておきましょう。

注意点②特定商取引法を守ろう

ライブコマースでも、特定商取引が適用されます。

購入者は商品が届いてから8日以内であれば返品できるので、いかなる理由でも、8日以内であれば送料を消費者負担で返品できるようにしておきましょう。

注意点③景品表示法を守ろう

ライブコマースでは、景品表示法も適用されます。
大げさに表現せず、商品の内容や価格を偽りなく表示しましょう。

また、誇大広告も禁止です。

まとめ:ライブコマースはニューノーマル時代のスタンダード!

2020年頃から、再びライブコマースに注目が集まるようになってきました。
現に
日本でも、大手企業がライブコマース市場に続々と参入し始めています。

ライブコマースは新しいオンライン販売手法として、ますます広がっていくでしょう。

もしライブコマース向きの商品・サービスを取り扱っているなら、ぜひライブコマースの導入を検討してみてください。

きっと自社のビジネスの新たな可能性になるはずです。

なお、ライブコマースには、ライブ配信のスキルが欠かせません。

現在、弊社サムシングファンでは、ライブ配信マニュアルを公開しています。
配信プラットフォームの選び方やリスク対応など、ライブ配信に関するノウハウを凝縮しています。

ダウンロードは無料なので、ぜひご活用ください。

ライブ配信マニュアル~配信方法から相場までを大公開~

この記事の監修者

薮本 直樹

株式会社サムシングファン代表取締役/立命館大学経営学部客員教授 1976年大阪生まれ。 司会・ナレーターなどの仕事に携わる中、映像メディアに出会い、その可能性に魅せられ03年に代表取締役として株式会社サムシングファンを設立。 経営的視点からの動画活用を早くから提案し、「顧客創造」「人材育成」に繋がる「企画」「映像制作」を数多く手がける。その他、ITビジネスに携わる経営者・ビジネスパーソンが集う「IT飲み会」を主催。 立命館大学経営学部客員教授として「企業・組織における映像の有効活用に関する研究」をテーマに大学との共同研究を実施。

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株式会社サムシングファンは、年間7,000本以上の映像制作実績を誇り、お客様の動画活用を企画提案する動画DX®提案会社です。大阪・東京・名古屋の3拠点から全国対応可能です。
創業20年、豊富な経験と技術力を持つスタッフが、お客様のニーズに応じたオリジナルの映像コンテンツを提供いたします。
単なる映像制作にとどまらず、ブランディングやマーケティングにも注力し、動画配信分析インタラクティブ化ツール「DOOONUT」、動画クリエイタープラットホーム「サムジョブ」、
ライバーマーケティング「さむふぁん!」を活用した動画マーケティングを提供しています。