YouTube動画広告は、現代のデジタルマーケティング戦略において欠かせない要素です。
しかし、YouTube動画広告はいくつもの種類があり、適切なものを選ばなければより良い効果を得られません。
そこで本記事では、YouTube動画広告の種類や選び方を紹介します。
制作する際のポイントも紹介しているので、併せて参考にしてください。
目次
YouTube動画広告の種類
まずは、YouTube動画広告の種類を紹介します。
1.インストリーム広告
インストリーム広告とは、動画の前後もしくは途中で再生される広告です。
ユーザーが視聴している動画と同じ大きさの広告を配信できるため、大画面で商品やサービスをアピールできます。
なお、インストリーム広告には以下の2種類があります。
特徴 | 費用目安 | |
スキップ可能 | 動画広告が再生されてから5秒が経過するとスキップできる | ユーザーが広告を30秒視聴、または30秒経つ前に広告を操作した場合に料金が発生 →1回あたりの単価は、2~25円が相場 |
スキップ不可 | ・途中でスキップできない ・15秒以下の広告を最後まで見てもらう必要がある |
広告が表示されるたびに料金が発生する →1,000回表示されると500~800円ほどかかる |
2.バンパー広告
バンパー広告とは動画を再生している前後、もしくは視聴中に6秒以内で再生される広告です。
短い動画ではあるものの、途中でスキップできないため、ユーザーの記憶に残りやすいでしょう。
しかし、短時間の広告であることから、ユーザーに覚えてもらえる工夫が必要です。
なお、バンパー広告は表示されるたびに料金が発生する仕組みです。
費用の目安は、1,000回表示されると400~600円ほどかかると考えておくといいでしょう。
3.インフィード動画広告
インフィード動画広告とは、コンテンツとコンテンツの間に表示される広告です。
YouTubeにおいては、検索結果や関連動画欄などにほかの動画と併せて表示されます。
インフィード動画広告は動画のサムネイル画像とテキストを用いて表示されているため、ほかの動画との見分けがつきにくく、ユーザーからの拒否反応が起こりにくい点が魅力です。
インフィード動画広告は、ユーザーがサムネイルをクリックして広告を視聴すれば費用が発生します。
サムネイルを見ただけでは費用が発生しないため、費用を抑えながら関心度の高いユーザーにアピールしやすいです。
なお、ユーザーが1回視聴すると3~20円ほどの費用がかかります。
4.マストヘッド広告
マストヘッド広告とは、YouTubeのホーム画面上部で再生される広告です。
最大30秒間音声なしで自動再生され、多くのユーザーに効率よくアピールできます。
また、ミュートアイコンをクリックすると動画の音声を聞くことも可能です。
なお、マストヘッド広告は画面に表示された回数に基づいて費用が発生し、1,000回表示されると400~600円ほどかかります。
YouTube動画広告の選び方
YouTube動画広告は、広告利用の目的によって活用すべき種類が異なります。
ここからは、以下の3つの目的に分けて、YouTube動画広告の選び方を紹介します。
- 認知度向上
- 商品やサービスの比較検討
- コンバージョン
認知度向上
自社や商品・サービスの認知度を高めたい場合は、ユーザーの記憶に残りやすい広告を選ぶことが大切です。
具体的には以下の広告を選ぶといいでしょう。
- スキップ可能なインストリーム広告
- バンパー広告
スキップ可能なインストリーム広告は、比較的長い尺の動画も活用できます。
関心度の低い方は広告をスキップできるため、情報が欲しいと思っている方に効率よくアピールできるでしょう。
また、バンパー広告は短い動画ではあるものの、インパクトのある広告を制作できればユーザーの記憶に残りやすいです。
商品やサービスの比較検討
すでに販売されている商品・サービスの特徴や競合との違いを紹介したい場合は、差別化できるポイントを効率よく伝えられる広告がおすすめです。
具体的には、以下のような広告を検討してみてください。
- スキップ不可なインストリーム広告
- インフィード動画広告
スキップ不可なインストリーム広告はスキップができないため、ユーザーに伝えたいメッセージを最後まで届けやすいです。
短時間でアピールできる広告を制作すると、自社の商品や魅力を伝えやすいでしょう。
また、インフィード動画広告は興味を持った方が広告をクリックすると視聴できるため、商品やサービスの比較検討をしたいユーザー層にアピールしやすいです。
コンバージョン
商品やサービスの購入といったコンバージョンを狙いたい場合は、インフィード動画広告を活用しましょう。
インフィード動画広告は興味を持った方のみが視聴できる広告であるため、次の行動を起こしてもらいやすいです。
広告によって関心度合いをアップできると、コンバージョンを狙いやすくなります。
YouTube動画広告を制作する際のポイント
YouTube動画広告を制作する際のポイントは、主に以下の3つです。
- 目的を明確にする
- 広告に合わせた長さで制作する
- 配信後に効果を検証・改善を行う
それぞれについて解説します。
目的を明確にする
YouTube動画広告を活用する場合は、その目的を決めましょう。
初めに目的を明確にしていると適切な広告を選びやすくなるうえ、配信内容を決めやすいです。
例えば、認知度向上を目的としている場合とコンバージョンの獲得を狙っている場合とでは、広告の内容に差が生じるはずです。
最初に目的を明確にしていれば内容にずれが起こりにくく、伝えたい情報を的確に届けられるでしょう。
広告に合わせた長さで制作する
それぞれの広告に最適な長さを把握してから制作しましょう。
前述したとおり、YouTube動画広告にはさまざまな種類があり、それぞれ最適な長さが異なります。
例えば、バンパー広告であれば6秒以内が推奨されている一方、スキップ不可なインストリーム広告であれば15秒以内での制作がおすすめです。
視聴時間の長い広告になるとユーザーに飽きられてしまうため、必要な情報を届けにくくなります。
そのため、短時間で情報を伝えられるような広告を制作するのがポイントです。
配信後に効果を検証・改善を行う
広告を配信した後は、その後の検証・改善を行いましょう。
YouTube動画広告は、配信したからといって必ずしも良い成果を生み出すとは限りません。
良い広告を制作できたと思っていても、ユーザーに必要な情報を届けられなかったり、離脱率が高かったりといった問題が発生する可能性があります。
そのため、YouTube動画広告を配信した後は、得られたデータを分析し、より良い成果につながるよう改善することが大切です。
常にPDCAサイクルを回し続ければ、より良い動画広告を配信できるでしょう。
まとめ
YouTube動画広告にはさまざまな種類があるため、目的にあったものを選ぶことが大切です。
配信後にデータを分析し、常に改善し続ければ、ユーザーに視聴してもらえる広告を配信できます。
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