1‐1そもそもインタラクティブとは
(要約)インタラクティブ動画は「次世代」の動画です。動画を見るためだけのモノにせず、あらゆる箇所にクリックできる機能を入れ込むことによって視聴者に行動を起こさせるモノにします。今までの動画は受動的に見るものでしたが、今後は視聴者に対して視聴体験を促し、能動的に視聴できるようになります。(140文字)インタラクティブ動画には、リンクに繋がる施しがされています。視聴者を、気になった瞬間に即行動に移させることができるのです。例えば「このアーティストが着ている服は何だろう?」と気になったとすると、その服をクリックしたら服の情報が載っているリンクに移動することができます。インタラクティブ動画は視聴者の気になることや要望を解決させることができるのです。
1‐2 インタラクティブ動画の背景
2.インタラクティブ動画でできること
2‐3 特定リンクに飛べる
インタラクティブ動画は、動画の画面を動かし、360度の映像を視聴者が思う通りに動かすことができるように作れます。以下の動画でぜひ試してみてください。
3.インタラクティブ動画の用途、使う場面
インタラクティブ動画はミュージックビデオで使うことができます。例えばこちら!
これはカナダ人女性歌手、カーリー・レイ・ジェプセンの「Run Away With Me」という歌のMVです。
このMVには、何度もカーリーから視聴者に対して何度も問いかけが出てきます。その問いかけに対して返信ができることに気づきましたか?皆さんは選択肢のどれかをクリックして、返信を選ぶことができるのです。気づかなかったという人は、もう一度チャレンジしてみてください♪
できましたか?動画が始まってすぐに
「Select an emoji to impact what Carly does next」
(カーリーが次にすることに影響を与える絵文字を選択してください)
と表示されましたよね?
つまり、あなたがカーリーの次の行動を選択することができるのです。すると、次に切り替わるカットは、あなたが選んだ絵文字に沿った場面になっているはずです。
このような機能によって、動画を見ているだけではなく、体験をしながら能動的に動画を見ることができます。実際に体験してみていかがでしたか?
MVをインタラクティブ動画にする理由は、MVを最後まで見てもらいたいからです。この曲があなたの好みではなくても、この物語の続きが見たいと思いませんでしたか?自分の選択が動画に反映されるなんて不思議な感覚ですよね。しかし、それによって動画が終わる最後まで見てもらうことができるのです。
また、一度見終えると、「他のパターンはどんな風な動画に切り替わるんだろう?」と気になりませんか?インタラクティブ動画にすることによって、このような感情を見ている人から引き出すことができるので、同じMVでも何度も視聴してもらうことができます。
インタラクティブ動画は、今後ファッション業界でも活躍すると思います。まずはこちらの動画をご覧ください。
こちらは「Ungrid(アングリッド)」というファッションブランドの動画でした。この動画中に幾度となく見え隠れする「⊕」がありましたよね。何だろうとクリックされた方もいるのではないのでしょうか。これらの「⊕」をクリックすると、商品ページに飛ぶようになっています。
もしこのPVがインタラクティブ動画でなければ、視聴している最中に「この商品が欲しい!」と思ったとしても、動画の方に気を取られてしまい、結局商品を検索することを忘れてしまうかもしれません。しかし、このPVはインタラクティブ動画なので、わざわざ後でページを検索しなくても、「欲しい!」と思った直後には商品ページに飛ぶことができます。
また、この動画の最後には商品をまとめたカットが載っています。そのため、途中リンクを押し逃したとしても再度リンクを再認識させることができます。
視聴者は楽に欲しいものが検索でき、配信側はより多くの人にアクションを起こしてもらうことができます。
会社の採用にも動画が使われており、動画を使う会社はどんどん増えています。採用に動画を使う理由は様々ですが、まず一つ目は、何回も説明会を行う会社であれば、何度も同じ説明をする必要がないことです。大手になればなるほど、数十回何百回と説明会を行います。しかし、会社説明動画を持っていると何回説明会を行っても、毎回差異がなく説明することができます。さらに、動画なのでYouTubeなどに配信すると、何もしなくても会社名を検索するだけで説明動画を見ることができます。また、二つ目は、動画の雰囲気をユニークにしたり、オフィスの風景を映すことによって、会社のブランディングを行うことができます。オシャレでかっこいい人たちが働いている雰囲気を出した動画にすれば、そのような人になりたと思う志願者が増えます。動画によってイメージづくりをさせることが可能になりますね。
企業の採用に動画が使われるようになっている理由について述べましたが、次は、採用動画をインタラクティブ動画にすることでどうなるのかについて述べていきます。
https://interactive.mil.movie/MPJk0w/?embed=1
いかがでしたか?まず、最初の展開では働いている人に「Interview」というタグが付いていますよね。

これは、実際に働いている人へのインタビューへ飛べるように貼られているリンクです。必ず視聴しなければならないわけではなく、気になる人のインタビューだけ見ることができるという構造になっています。なので、全てを見なければならないという面倒くささが解消されますね。
次の展開では新米エンジニアの一日として物語が始まっています

ここでは新人女性の次に起こす行動を選択することができます。ゲームをしているような感覚に引き込まれていくので、見続けたくなりますよね。
さらに社内制度などの、通常はホームページなどで調べ直さなければならないようなことについて、先程同様にリンクを貼ることによって気になったらすぐに知ることができるようになっていますね。

このような動画は、物語性があるためシリーズ化がしやすいです。なので一年ごとに作り替える場合は、物語を増やしていくようにすると話題性を生むことができるかもしれませんね。
グルメ、料理に関するインタラクティブ動画はまだ無いようです。しかし、レシピも動画で見るようになってきているので、間もなくインタラクティブ動画が流行り出すのではないでしょうか。
例えば、レシピアプリのクラシルさんは、料理工程を動画で配信しています。文章で材料や工程を読まなくても、動画内で対応する材料が表示されたり、手順を映像で見れたりするので、わかりやすく理解することができますよね。
これにどのようにインタラクティブ動画が導入されるかというと、明日のご飯は何にしようとレシピ動画を見ているときに、足りない材料があるとします。動画の中でその材料が出てきた時にAmazonなどのリンクに飛ぶことができるようになるのではないでしょうか。また、使われている食器やランチョンマットが欲しいと思ったときにすぐに買えるようになれば便利ですよね。そんな動画が数年後にはたくさん出回るようになることでしょう。
「クラシルサイト」
https://www.kurashiru.com/categories/1