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トレインチャンネルとは?広告効果を出すポイントや費用を解説!

電車に乗ると、無意識にトレインチャンネルを観てしまいませんか?

今回は、そんな強力な交通広告「トレインチャンネル」について徹底解説します。

広告効果を出すポイントや、費用についても説明しますので、トレインチャンネルを検討中の企業担当者の方はぜひご覧ください。

トレインチャンネルとは?

(出典:日本の交通広告

トレインチャンネルとは、電車内に設置されているデジタルサイネージ型の媒体です(※)。

※「トレインチャンネル」は、厳密には電車のドア真上に設置されているデジタルサイネージの商品名です。
荷台上のデジタルサイネージは「まど上チャンネル」、車両連結ドア上のデジタルサイネージは「まど上チャンネル」という商品名ですが、発注者の間では総称として「トレインチャンネル」と呼ぶ慣習があるため、本記事では総称として扱いますね。

トレインチャンネルがある車両は、2002年に山手線で初めて導入されました。
現時点では、大都市のみでの運行に限られています。

例えば、首都圏の主要路線(JR東日本の管轄)、大阪中心の主要路線(JR西日本の管轄)、福岡中心の主要路線(JR九州の管轄)等で運行されています。

トレインチャンネルで、次に到着する駅名が表示されたり、天気予報が表示されているのを見たことがあるかと思います。

その合間に動画広告も流れており、鉄道会社はこの広告枠を有料で解放しているのです。

トレインチャンネルに表示する動画広告の長さは、一般的には15秒
チャンネルを占領する「ジャック」など、特別なメニューも存在します。

トレインチャンネルにかかる費用

トレインチャンネルに動画広告を出稿する際は、3種類の費用が発生します。

どんな費用内訳になるのか、さっそくチェックして行きましょう。

①媒体費

広告枠の費用を「媒体費」と呼びます。

鉄道会社の広告枠は、様々な広告代理店が窓口となって販売しています。
媒体費は、広告代理店のWebサイトでチェックすることができますよ(例:日本の交通広告)。

路線・掲出位置・掲出期間などによって、細かい広告メニューが沢山ありますね!
広告代理店ごとに取扱いメニューが違うということは無く、売れたらその媒体が売り切れる「早い者勝ち」方式です。

「発注したら、時間差で他の企業に先に買われてしまった…。」なんてことも、よくあります。

交通広告のメニューは独特の用語が多いので、よく分からなかった方もいらっしゃるかもしれません。
交通広告のメニューは鉄道会社が分厚い冊子にまとめているほど膨大な量があるので、広告代理店に相談して、詳細を確認するのが一番近の道かもしれません。

②動画制作費

トレインチャンネルに流す動画広告の制作費は、媒体費には含まれないので注意してください。
鉄道会社は広告枠の提供はしてくれますが、動画制作はしてくれません。

最も手間がかからない方法は、広告代理店に映像制作会社を紹介してもらって発注することです。
ただし、その場合は広告代理店の手数料も発生します。

費用を抑えたい場合は、広告代理店から媒体の仕様書をもらい、自社で映像制作会社に直接発注しましょう。
媒体審査をクリアするためのディレクションが必要なので、トレインチャンネルの制作実績がある会社に依頼することをお勧めします。

【おすすめの関連記事】
>>動画の大手制作会社12社を一覧比較|大手のメリット&デメリットも解説!

③代理店手数料

鉄道会社の広告枠は、広告代理店経由で購入可能です。

代理店の手数料は、媒体費と動画制作費(動画制作も代理店に発注する場合のみ)それぞれに発生します。

手数料は20%が相場となっていますので、覚えておきましょう。

トレインチャンネルの5つのメリット

トレインチャンネルのメリットは5つあります。

①紙広告より目に留まりやすい

動画広告は動きがあるので、紙広告よりも目を引きます

最近は、乗客のほぼ全員が電車内でスマートフォンを操作しています。

ふと顔を上げたタイミングや、乗降時のわずかな時間でも目に留まりやすいトレインチャンネルは、交通広告の中で最も強力な媒体と言えるでしょう。

②多くの人に見てもらえる

トレインチャンネルは、多くの人に見てもらえます。

具体的な数字は、JR各社が公開している路線のプロファイル情報で確認できます。

例えば首都圏の場合、1週間あたりの利用人数は山手線群の3181万人が最も多く、次に多いのは京浜東北線群の3149万人(出典:JR東日本企画)。
いかに多くの人に見てもらえるチャンスがあるかが分かりますね!

なお、トレインチャンネル1枠あたりの掲出期間は、最短で1週間、最長で1ヶ月程度のメニューがあります。
1ヶ月以上掲出したい場合は、媒体枠を複数購入してくださいね。

③アクションを起こしやすい

トレインチャンネルの最大の魅力は、アクションのしやすさです。

通りすがりに目に入るような街頭広告は、かなり露出数を増やすか、よほどターゲットに刺さらない限り、忘れ去られてしまうリスクがあります。

しかし、電車内の場合は、目的地に着くまで乗客が留まり続けます。
そのため、広告を見たらすぐ検索したり、購入したりといったアクションを取りやすいのです。

加えて、通勤・通学に電車を使っている人は、毎日同じ広告を目にする機会があります。
人は見た回数が多いほど記憶に定着しやすいため、新商品やブランドの認知度アップにもトレインチャンネルは有効ですよ。

④テレビCM素材を活用できる

トレインチャンネル用の動画広告を制作する際、テレビCMの素材があれば制作費を大きく浮かせることができます

テレビCMを編集して文字情報を入れるだけで、トレインチャンネル用の動画広告を制作できます。

編集費用のみ発生するため、10万円前後で制作できるでしょう。

⑤静止画でも作れる

トレインチャンネル用の動画広告は、静止画を組み合わせて制作することもできます。

画像や文字に動きをつけたり、画面の切替えにエフェクトをかけたりするだけで、十分に目を引く動画広告になりますよ。

写真やイラストなどの素材も合わせて、30万円前後で制作できるでしょう。

トレインチャンネルの4つのデメリット

トレインチャンネルのデメリットは4つあります。

事前に認識しておけば、対策を練ることもできますので確認してください。

①媒体費が高額

トレインチャンネルの媒体費は、全体的に高額です。

路線ごとに価格が異なり、利用客が多い路線ほど高額な価格設定になっています。
そのため、トレインチャンネルの出稿者は大手企業が多いのが実情です。

しかし、効果は確実にありますので挑戦する価値は十二分にあります。
テレビCMと併せて実施し、制作費を削減する等、費用対効果を最大化できる方法を検討してみましょう。

②音声を出せない

電車内は公共の場なので、トレインチャンネルは音声を流すことができません。
つまり、映像と文字だけで情報を担保する必要があります

しかし、動画広告に文字を入れすぎると、映像としてのクオリティが下がり、かえって記憶に残りづらくなってしまいます。

動画上の情報は必要最小限に留め、後はWebへ誘導しましょう。

③準備に日数がかかる

鉄道会社の広告媒体は人気があるので、掲出開始の約半年前から、どんどん売れて媒体が売切れて行ってしまいます。

また、鉄道会社へ動画広告データを納品する〆切は、掲出開始の約1ヶ月前です。

更に、広告データは鉄道会社から、毎回かなり厳しい審査を受けます。
動画の修正指示を受ける可能性も十分ありますので、修正スケジュールも加味して検討しましょう。

良い媒体を確保するためには、掲出開始の6ヶ月前から動き出すのがお勧めです。
どんなに急いでも、媒体購入〜掲出まで3ヶ月間は必要と考えてください。

④効果測定が難しい

トレインチャンネルは、何人に視聴されたのかを明確に確かめることができません。
効果の測定方法は、予め計画しておくことをお勧めします。

例えばWebへ誘導する場合、トレインチャンネル実施前後で訪問数がどれくらい変化したか、商品の問合せ件数がどれくらい伸びたか、等です。

購入してもらう商材であれば、商材を何で知ったかをアンケートで聞く方法もありますね。

企業トレインチャンネルの事例5選

企業がトレインチャンネル用に制作した動画広告を5つ紹介します。

各動画のポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

※音声が付いているものもありますが、実際は電車内で音声は流れません。

サムシングファン


①東京都『スムーズビズ』PR動画


②2019年神奈川県知事選挙告知CM

映像制作会社サムシングファンが制作したトレインチャンネルです。

1つ目は、スムーズビズを取り入れることで仕事のスタイルがどのように変化するのかが伝わってきますね。

一方、2つ目は、投票へ行く意義を感じさせるメッセージ性の高い動画となっています。

トレインチャンネルは、通勤や帰宅中の乗客にしっかりと伝えるために、短い時間の中で端的に表現しなければなりません。

目的やターゲットに合わせて、動画の雰囲気や構成がよく練られている事例です。

GALA


スキー場のGALAの宣伝です。

女性のアニメーションが目を引きますね。
スキー場に行けばドラマチックな体験ができる、そんな期待感を醸成しています。

2画面構成で、最後にアクション用の詳細情報が出てきます。

ドバイ政府観光・商務局


ドバイへの観光誘致のため、ドバイの行政機関が手がけた動画広告です。

文字量を極力抑え、ドバイの魅力をビジュアルで訴求しているところがポイントです。
ドバイではウィンタースポーツやグルメも楽しめるのですね。

最後に、しっかり大きくWEB検索を誘致しています。
夏も近づく頃、こんな映像を電車で見たら、夏休みはドバイへ行きたくなってしまいます。

虎ノ門ヒルズ


虎ノ門ヒルズのブランディング広告です。

2014年に虎ノ門ヒルズがオープンしたため、同年、認知拡大のためにトレインチャンネルで放送されたものです。
愛らしいトラのもんを、つい目で追いかけてしまいます。

虎ノ門ヒルズに何があるのか、あえて情報を出していないからこそ、気になって調べてしまいそうですね。

MIZUNO


サラリーマン男性をターゲットにした、新商品の靴の宣伝です。

トレインチャンネルの動画広告は15秒が一般的ですが、こちらは約3分と長めのドラマ仕立て。

ひと駅分かけて、しっかりPRしようという企業の狙いを感じますね。

養命酒


養命酒の宣伝です。
静止画の素材を使って制作した例として、参考にしてください。

文字に動きをつけ、女性の写真素材にもアニメーションをつけることで、広告に視線が集まるよう工夫しています。

文字も大きいので、少し離れた場所からでもしっかり読むことができますね。

トレインチャンネルで効果を出す3つのポイント

最後に、トレインチャンネルで効果を出すためのポイントを3つご紹介します。

路線を下見する

可能であれば、路線を事前に下見することをお勧めします。
路線によって、利用客に特徴があるからです。

例えばベッドタウンの駅を多く通る路線と、若者のお出かけスポットを多く通る路線とでは、利用客の年齢層が違います。

下見の時間が取れない場合は、広告代理店の知見を借りる手もありますが、商材のターゲット像をよく理解している企業担当者が判断する方が、より確実かもしれません。

文字情報を絞る

文字情報は必要最小限に絞り、伝えたい情報をシャープにまとめましょう。

動画広告は、文字量が多ければ多いほど視認性が下がり、効果が下がります。

動画広告で伝えきれない情報は、Webサイトへ誘導して伝えましょう。

画面枚数を抑える

静止画を使って動画広告を制作する場合、画面の枚数は3枚程度が理想的です。

15秒の動画広告であれば、1つの画面を5秒表示してから切り替えるイメージです。

画面の枚数が増えると、1画面あたりの表示時間が短くなってしまう上、全体の情報量が増えるので、メッセージが曖昧になるリスクがあります。

以上の3点に注意して、トレインチャンネルの動画広告を作ってみてください。

まとめ:トレインチャンネルの広告効果は確実

トレインチャンネルは、何万人という人の目に留まる広告媒体です。

広告効果は、確実に得られるでしょう。
視聴者の母数が大きい分、路線ごとの効果の違いもはっきり現れます。

複数の路線へ同時に掲出すると、面白い検証データを取ることもできます。
交通広告を検討されている企業の方は、ぜひトレインチャンネルに挑戦してみてください。

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